2014年度(平成26年度)から導入された新しい学習内容。「人間と社会」「介護」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」の4領域を学びます。
1. 人間と社会
介護福祉士にとって基盤となる知識や倫理的態度を学びます。
◎人間の尊厳と自立
◎人間関係とコミュニケーション
◎社会の理解
◎人間と社会 等
2. こころとからだのしくみ
発達と老化、認知症や障がいなど、こころとからだのしくみを学びます。
◎発達と老化の理解
◎認知症の理解
◎障がいの理解
◎こころとからだのしくみ 等
3. 介護
実践的な介護実習を通して生活支援技術を身につけます。
◎介護の基本
◎コミュニケーション技術
◎生活支援技術
◎介護過程
◎介護総合演習
◎介護実習等
4. 医療的ケア 医療的ケアの基本知識とケア技術を学びます。
※ただし2025年度までの養成施設卒業者については、卒業から5年間、暫定的に介護福祉士資格を付与し、かつ卒後5年以内に国家試験に合格するか、原則卒後5年間継続して実務に従事することで、その後も引き続き介護福祉士資格を保持できます。
介護福祉士とは、高齢者や心身に障がいをもつ人々に対して食事や入浴、衣類の着脱や歩行の補助など、その他生活全般をサポートする介護の専門家です。
高度な知識と技術を生かして高齢者や障がい者の自立を支援し、さらに家族に向けて介護方法の指導などを行い、介護を必要とする人がより質の高い生活を実現できるように努めるのが主たる仕事です。
福祉に関わる幅広い知識や技術を備えることはもちろん、さまざまな場面で介護対象者の尊厳を守るための献身性と、あたたかなふれあいをつなぐ優れた人間性が求められます。
介護福祉士が活躍するフィールドは年々広がっています。 在宅サービスや福祉施設のように利用者の生活を直接的に支援するサービスの提供から、社会福祉協議会や福祉関連行政機関などが地域福祉の向上のために行う相談援助、さらに医療機関やシルバー産業を通じた相談業務など様々です。
◎高齢者在宅サービスセンター ◎居宅サービス事業所 ◎在宅介護支援センターなど
◎介護老人保健施設 ◎介護老人福祉施設 ◎ケアハウス ◎グループホーム ◎デイサービスセンターなど
◎障害者支援施設など
◎福祉(系)生協 ◎シルバーサービス企業・事業所など
介護福祉士は国家資格です。
専門学校等で所定の教科・実技などの課程を2年以上学び、卒業すれば介護福祉士の国家試験受験資格を取得できます。
働きながら勉強して国家試験を受験し資格を取得する場合はかなりの難関となるため、やはり本校のような養成校に通うことが資格取得への近道となります。本校では2年間の最短ルートによる資格取得を目指します。
本校では、少人数制を活かした個別指導を徹底していますので、国家試験対策は万全です。
1年次からポイントを絞った基礎知識を積み重ね、少しずつ国家試験問題にも取り組み、1問1答解説できるまで丁寧に学習をしています。また国家試験対策の時間を豊富にとり、クラスのチームワークと個別指導の徹底により、国家試験全員合格を目指します。
介護福祉士国家試験合格率 ※留学生含む 100% (第34回介護福祉士国家試験 全国平均 72.3%)
ひとつの目標を共有する学生たちならではの団結力は、楽しいキャンパスライフのエネルギー源!
介護福祉士にとって「全力で楽しむこと」も大切なことですね。
塩尻の玄蕃まつり キャンパスのある塩尻市の夏祭りが「玄蕃まつり」。姉妹校である信州リハビリテーション専門学校と合同で「学校法人松樹学園連」として踊りに参加します。
ハッピーハロウィンinしおじり 塩尻市秋の恒例一大イベント「ハッピーハロウィンinしおじり」。手づくりかぼちゃ飾りも準備して、バッチリ仮装で参加します。
繋心祭 ステージ発表や介護教室など学生自らが企画・運営する文化祭です。
防災訓練 年に2回春と秋に防災訓練を実施しています。
新入生歓迎交流会 新入生との交流を目的としたスポーツ大会。アットホームなイベントです。
上級救命講習 毎年行われる「上級救命講習」。人工呼吸やAEDに初挑戦です。
2年生の事例研究発表会 全学生と教員が参加して実施される「事例研究発表会」。2年間で学んだ成果を発表します。
2年生 大桑村出身
スポーツなど身体を動かすことが好きなので「身体を動かすアクティブな仕事がしたい」と思ったことや母の知り合いの介護福祉士の仕事内容を母から聞き、「私もできるかも」と思ったことが介護福祉士を目指すようになったきっかけです。また、高校での特別養護老人ホームのインターンシップで高齢者と関わり介護を体験したことで更に専門的なことを学びたいと思い、信州介護福祉専門学校へ入学しました。授業では、法制度や身体の構造やしくみ、病気、介護技術を学んでいきます。グループワークでクラスの人と意見を共有し合ったり、分からないところも先生やクラスの人に聞きながら解決していくことが出来ます。施設での実習では、学校で学んできた知識や介護技術を活かして利用者様一人ひとり同じケアではないこと、話し続けることがコミュニケーションではないことを改めて実感し、次の実習でも活かせればと思っています。将来、私は「誰からも頼っていただけるような介護福祉士」になりたいと考えています。そのためには、勉強面で専門職として必要な知識・技術を身につけていくことはもちろん、周りの人へ向けての気遣いや礼儀などの接遇も卒業するまでに身につけられるようにしたいです。また、それを介護現場で活用できるよう、努力していきたいです。
2年 伊那市出身
私が介護福祉士を目指す一番のきっかけとなったのは、隣居している祖父が足腰を悪くしてしまい、訪問介護を利用したことです。その際、来てくださっていた訪問介護士さんが一生懸命祖父の介護をしてくださっている姿を見て、このような高齢者へ寄り添える介護福祉士になりたいと思い、信州介護福祉専門学校へ入学しました。
授業では、介護福祉士になるために必要な専門的な知識や技術を学んでいます。専門的な知識では、法律や身体の構造、食事や睡眠等のメカニズムについて学んでいます。専門的な技術では、利用者様の自立を支えるための支援技術方法や介護者が体を痛めないような体の使い方などを学んでいます。
実習では、実際に利用者様と関わり、コミュニケーションを図ったり、学んだ技術を実践したりしました。自分の知識不足が浮き彫りになりもしましたが指導者さんの丁寧な指導のもとたくさんのことを経験でき、介護福祉士という夢へまた一歩進めました。
将来は利用者様やその家族、他の職員から信頼される様な介護福祉士になりたいと考えています。そのため、十分な知識や技術を身に付けるだけでなく、信頼してもらえるような人として成長していきたいです。