本校について

3つの特徴

1.接遇研修

日々の実践の積み重ねで理解を深める

相手を敬い、思いやる気持ちをもつことは大切ですが、それをどのように伝えるのか、立ち振る舞いや言葉づかい、清潔感など、見える形で表現し、相手に受け入れてもらえてはじめての意味があります。
「介護の心」関わることのすべてに心をつくす実践を、日々積み重ねのなかで体得します。

2.少人数教育

その日の笑顔が見える授業

本校ではクラス担任制を取り入れており、一人ひとりに寄り添った学びときめ細やかな教育支援に力を注いでいます。

3.関連法人支援

就職や学習支援も関連法人がバックアップ

「福祉施設」と「医療施設」を備えた関連法人がバックアップしてくれるため、学生時代から実践的に学ぶことができます。

学科について

厚生労働大臣指定 介護福祉士養成課程
文部科学大臣認定 職業実践専門課程
介護福祉学科 2年制/昼間課程/定員30名(男・女)

2014年度(平成26年度)から導入された新しい学習内容。「人間と社会」「介護」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」の4領域を学びます。

1. 人間と社会

介護福祉士にとって基盤となる知識や倫理的態度を学びます。
◎人間の尊厳と自立
◎人間関係とコミュニケーション
◎社会の理解
◎人間と社会 等

2. こころとからだのしくみ

発達と老化、認知症や障がいなど、こころとからだのしくみを学びます。
◎発達と老化の理解
◎認知症の理解
◎障がいの理解
◎こころとからだのしくみ 等

3. 介護

実践的な介護実習を通して生活支援技術を身につけます。
◎介護の基本
◎コミュニケーション技術
◎生活支援技術
◎介護過程
◎介護総合演習
◎介護実習等

4. 医療的ケア

医療的ケアの基本知識とケア技術を学びます。

取得可能な免許・資格

・介護福祉士 国家試験受験資格

※ただし2025年度までの養成施設卒業者については、卒業から5年間、暫定的に介護福祉士資格を付与し、かつ卒後5年以内に国家試験に合格するか、原則卒後5年間継続して実務に従事することで、その後も引き続き介護福祉士資格を保持できます。

・文部科学大臣認定称号 専門士

教育方針

介護福祉士として必要な知識、技術を教授するとともに、人間尊重の精神と共感的態度の学びを通じて心豊かな人間性を育て、地域社会に貢献できる専門的福祉人材を養成するため、以下の教育目標を掲げその実現をめざします。

教育目標

  1. 学生一人ひとりの特性を生かすとともに能力に応じた学びができる場を提供し、地域や福祉現場が求める介護福祉士の養成に努めます。
  2. 生活者としての「人間」を理解する能力を育成するとともに、「尊厳」の保持と「その人らしく」暮らせる支援が重要であることの学びを通じて、他者に共感できる心豊かな人間性を涵養します。
  3. あらゆる介護場面に共通する基礎的な知識、技術を習得させるとともに、介護実習の体験を通じ、科学的理論に基づいた実践力と個別性への応用力を養います。
  4. 地域行事やボランティア等に参加する中で「福祉の心」を育み、地域社会に貢献できる人材を養成します。
  5. 他者を敬い思いやる気持ちを形に表す「接遇」の重要性を理解し、実践できる能力を養います。
  6. 時代が求める専門的かつ総合的な介護の知識・技術を持つ介護福祉士としての国家資格の習得を目指し、人間的にも社会的にも認められる人材を養成します。

信州介護福祉専門学校3つのポリシー

ディプロマポリシー

本校では建学の精神のもと、高潔な人間性と確かな専門性を兼ね備えた介護福祉士の養成を行います。そして次のような能力を身につけ、かつ、教育方針に基づいて設定された教育課程を修め、所定の単位を修得した者に卒業認定・称号を授与します。

  1. 修得した専門的知識・技術を活用し、自己研鑽を続けていくことができる能力を身につけている。
  2. 専門的知識・技術に基づき、個人を尊重する支援ができる能力を身につけている。
  3. 社会人として、また専門職業人として倫理観を有し、責任と自覚を持った行動できる資質を身につけている。

カリキュラムポリシー

本校では介護福祉士取得を目指し、専門家としての知識・技術を身につけるため、次のような考えに基づき教育課程を編成しています。

  1. 専門性の高い介護福祉士を養成するために、指定規則にある「人間と社会」「介護」「こころとからだのしくみ」「医療的ケア」の4領域を学習しそれぞれの分野の繋がりを理解し、修得する。
  2. 学内で基礎を習得し、学んだ基礎知識を実践で活用する力を養うため施設での実践による学びを配置する。また、実践からその人にあった介護を考えることによって、個別性のある介護技術を習得する。
  3. 学生個々の課題に応じたきめ細やかな指導を行い、社会に貢献できる人材を育成する。
  4. 学校教育・活動全体を通して、他者とのコミュニケーションを大切にし、互いの人格を尊重すること、協調性・思いやりの感性を育む。

アドミッションポリシー

本校では、介護福祉士としての専門教育を通じて、社会人としての基本的態度と共に心豊かな人間性を育てます。また地域社会に貢献できる即戦力となる人材を養成するため、次のような人たちを求めています。

  1. 介護福祉士として社会に貢献するという目的意識が明確な人
  2. 積極的に学ぶ意欲と向上心がある人
  3. 思いやりの心を持って人と接することができる人
  4. 人の心に寄り添い、共感できる人
  5. 協調性があり、立場に応じた役割と責任を果たすことが出来る人

学校案内

学校長あいさつ

学校長 山下 科子

 本校は2008年の開校以来、多くの「心豊かな介護福祉士」を地域に輩出してまいりました。これからも高齢者や障害者の専門的な支援に必要な知識や技術とともに、高い倫理観をもち、相手の心に寄り添うことができる介護福祉士の育成を目指します。
 その一環として、向き合う相手を敬い、思いやる心を形に表す「接遇」というものを大切にしています。本校には開校から続いている伝統行事「接遇研修」があり、人として必要な「あいさつ、身だしなみ、態度、姿勢」の意味を学び、介護が必要とされる方に「この人に介護をしてもらいたい」と思っていただけること、またそれを自身が感じていただくことを目標とします。
 また、近年の急速な情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)、ロボット技術の発展は、介護にも大きな変革をもたらしています。このような社会の変化にも柔軟に対応でき、新しい介護を担うことができる介護福祉士を育成していきます。
 皆さんがこの学び舎で志が同じ仲間達と出会い、共に学び、充実した学生生活を送れるよう、教職員一同最大限支援させていただきます。

行事&イベント

笑顔がたえないキャンパスライフ!

ひとつの目標を共有する学生たちならではの団結力は、楽しいキャンパスライフのエネルギー源!
介護福祉士にとって「全力で楽しむこと」も大切なことですね。

塩尻の玄蕃まつり

キャンパスのある塩尻市の夏祭りが「玄蕃まつり」。姉妹校である信州リハビリテーション専門学校と合同で「学校法人松樹学園連」として踊りに参加します。

ハッピーハロウィンinしおじり

塩尻市秋の恒例一大イベント「ハッピーハロウィンinしおじり」。手づくりかぼちゃ飾りも準備して、バッチリ仮装で参加します。

繋心祭

ステージ発表や介護教室など学生自らが企画・運営する文化祭です。

防災訓練

年に2回春と秋に防災訓練を実施しています。

新入生歓迎交流会

新入生との交流を目的としたスポーツ大会。アットホームなイベントです。

上級救命講習

毎年行われる「上級救命講習」。人工呼吸やAEDに初挑戦です。

2年生の事例研究発表会

全学生と教員が参加して実施される「事例研究発表会」。2年間で学んだ成果を発表します。

学生からのメッセージ

平尾 彩夏さん

2年生 大桑村出身

スポーツなど身体を動かすことが好きなので「身体を動かすアクティブな仕事がしたい」と思ったことや母の知り合いの介護福祉士の仕事内容を母から聞き、「私もできるかも」と思ったことが介護福祉士を目指すようになったきっかけです。また、高校での特別養護老人ホームのインターンシップで高齢者と関わり介護を体験したことで更に専門的なことを学びたいと思い、信州介護福祉専門学校へ入学しました。授業では、法制度や身体の構造やしくみ、病気、介護技術を学んでいきます。グループワークでクラスの人と意見を共有し合ったり、分からないところも先生やクラスの人に聞きながら解決していくことが出来ます。施設での実習では、学校で学んできた知識や介護技術を活かして利用者様一人ひとり同じケアではないこと、話し続けることがコミュニケーションではないことを改めて実感し、次の実習でも活かせればと思っています。将来、私は「誰からも頼っていただけるような介護福祉士」になりたいと考えています。そのためには、勉強面で専門職として必要な知識・技術を身につけていくことはもちろん、周りの人へ向けての気遣いや礼儀などの接遇も卒業するまでに身につけられるようにしたいです。また、それを介護現場で活用できるよう、努力していきたいです。

飯島 大空さん

2年 伊那市出身

私が介護福祉士を目指す一番のきっかけとなったのは、隣居している祖父が足腰を悪くしてしまい、訪問介護を利用したことです。その際、来てくださっていた訪問介護士さんが一生懸命祖父の介護をしてくださっている姿を見て、このような高齢者へ寄り添える介護福祉士になりたいと思い、信州介護福祉専門学校へ入学しました。
授業では、介護福祉士になるために必要な専門的な知識や技術を学んでいます。専門的な知識では、法律や身体の構造、食事や睡眠等のメカニズムについて学んでいます。専門的な技術では、利用者様の自立を支えるための支援技術方法や介護者が体を痛めないような体の使い方などを学んでいます。
実習では、実際に利用者様と関わり、コミュニケーションを図ったり、学んだ技術を実践したりしました。自分の知識不足が浮き彫りになりもしましたが指導者さんの丁寧な指導のもとたくさんのことを経験でき、介護福祉士という夢へまた一歩進めました。
将来は利用者様やその家族、他の職員から信頼される様な介護福祉士になりたいと考えています。そのため、十分な知識や技術を身に付けるだけでなく、信頼してもらえるような人として成長していきたいです。

施設紹介

学びの環境に自信あり!

JR塩尻駅から徒歩約10分、明るく開放的な3階建ての校舎には介護の現場を想定した様々な実習室を完備。ワンランク上の介護福祉士を目指すための充実した設備が整っています。
エントランスに隣接した季節の光が差し込む明るい学生ホールは、学生や教員のコミュニケーションスペースとして活用されています。

普通教室

一般・専門科目の講義を受けます。

介護実習室

介護ベットや介助・支援設備機器を完備。和室での介護実習にも対応しています。

パソコンルーム

収納式のパソコンデスクを採用。パソコン学習も必須です。

入浴実習室

入浴介護に必要な技術を学びます。

家政・調理実習室

生活支援に必要な調理実習や被服実習を行います。

図書室

介護・福祉に関連する様々なテキスト、参考書、専門雑誌が揃っています。

学生ホール

吹き抜けの明るく開放的な多目的空間です。昼食コーナーとしても人気です。